建司の書斎

「キリスト者の希望」、「愛を学ぶ」等の著者、故相澤建司の遺稿説教原稿・聖書研究など。

2018-12-17から1日間の記事一覧

バルトの死の見解1  ロマ5:12

2005-4(2005/5/1) バルトの死の見解 ロマ5:12 1、バルトは言う、人間の死は神によって承認され、私たちの身に宿命的に定まったものものでは《ない》、また神によって意志された悪として、神の創造そのものに《由来したものではない。したがって人…

み子の献身  Ⅱコリント5:19

2005-3(2005/4/24) み子の献身 Ⅱコリ5:19 イエスの十字架の死を、パウロは一方では父なる神の行為とみなした。ロマ5:8「しかし私たちがまだ罪人であった時、キリストが私たちのために死んでくださったことによって、神は私たちに対する愛をしめ…

ルターの「キリストの受苦の考察についての説教」

2005-2(2005/3/10) ルターの「キリストの受苦の考察についての説教」テキスト:第一ペテロ2:24 この説教は1519年に出版された。日本語訳は1949年に藤田孫太郎訳が出た(ルター選集Ⅱ所収)。翻訳で17ページのもの。印象に残った箇所を取…

「キリストの十字架の死」についての解釈  ルカ24:8~27

2005-1(2005/4/10) 「キリストの十字架の死」についての解釈 ルカ24:8~27 (1)イエス・キリストの十字架の死の《時点》では、その死の意義はイエスの弟子たち、随伴者たちには全く理解されなかったようだ。始めのうちイエスの十字架は弟子や随順…