建司の書斎

「キリスト者の希望」、「愛を学ぶ」等の著者、故相澤建司の遺稿説教原稿・聖書研究など。

イザヤ書

クロス王  イザヤ44:28~45:1

週報なしー52 クロス王 イザヤ44:28~45:1 バビロニア捕囚の時期、活動した預言者は二人いた。一人はエゼキエル(前593~571頃活動)、もう一人は第二イザヤである。第二イザヤとは、イザヤ40~55章までを書いた無名の預言者で、やむを…

苦難の僕  ルカ24:26~27

1999-14(199/4/4) 苦難の僕 ルカ24:26~27 「イエスは彼らに言われた『ああ、あなたがたは、預言者たちが言ったことをまったく信じない、ものわかりの悪い心をもった人たちだ。メシアはこのように苦難を受けて、栄光に入らるはずではなかった…

残りの者  イザヤ10:20~23

1999-8(1999/2/21) 残りの者 イザヤ10:20~23 「その日にはこのことが起こるであろう、すなわち イスラエルの残りの者とヤコブの家の逃れ出た者は、 自分を打った者にまたしてもすがることをせず、 むしろイスラエルの聖者ヤハウエに真実をもっ…

イザヤの待望  イザヤ8:16~18

1998-51(1998/12/27) イザヤの待望 イザヤ8:16~18 「私は証言をくくり、教えを私の弟子の立合のもとで封印しよう。 そしてヤコブの家にみ顔を隠しておられるヤハウエを私は待ち望み、そして彼に望みをいだこう。 見よ、私とヤハウエが私に与え…

戦乱(2)  イザヤ8:1~14

1998-39(1998/10/4) 戦乱(2) イザヤ8:1~14 1-4節 「主は私に言われた、『大きな羊皮紙を取り、その上に分かりやすい書き方で《マヘル・シャラル・ハシュ・バス》(分捕りは早く、掠奪は速やかに来る)と書きなさい』と。そのため私は、祭…

戦乱(1)  イザヤ7:1~9

1998-35(1998/9/6) 戦乱(1) イザヤ7:1~9 「ウジアの子、ヨタムの子、ユダの王アハズの時期に起きたことである。(アラムの王)レジンとイスラエルの王レマリアの子(ぺカ)がエルサレムに進攻して、戦争しようした。しかしアハズは戦うことが…

イザヤの召命(3)  イザヤ6:9~13

1998-30(1998/8/1) イザヤの召命(3) イザヤ6:9~13 「主はいわれた、行って、この民に向って言え、(この民は)ただ聞くだけで、しかし理解しない。 ただ見るだけでしかし認識しない。 この民の心に脂肪をつけ(鈍くし)、彼らの耳を重くし、…

イザヤの召命(2)  イザヤ6:6~9

1998-26(1998/7/5) イザヤの召命(2) イザヤ6:6~9 「その時、 セラフィムの一人が、祭壇から火箸にはさんだ燃える炭を手にして、私のもとに持ってきて、それを私の口に触れて、言った 『これがあなたの口に触れた時、 あなたの咎は消え去り、…

イザヤの召命1 イザヤ6:1~5 付録=イザヤ書紹介付き

1998-23(1998/6/14) イザヤの召命1 イザヤ6:1~5 付録=イザヤ書紹介付き イザヤの召命の時期は、6:1によれば「ウジア王の死んだ年」である 最近ではこれは前736年ころとされる、ラート、関根正雄「注解」。イザヤの召命の「内容」は他の…

イザヤの召命(2) イザヤ6:6~7

1996-9(1996/6/19) イザヤの召命(2) イザヤ6:6~7 6:6~7「その時セラフィムの一人が、その手に燃える炭火を持って私のもとに飛んできた。その炭は祭壇から火ばしで持つてきたものであった。彼はそれを私の口に触れて言った。『これがあな…

イザヤの召命(1)  イザヤ6:1~5

1996-8(1996/6/9) イザヤの召命(1) イザヤ6:1~5 いわゆる「預言者の精神」というものがある。明治期以来、大多数のプロテスタント教会が、信仰を内面や魂の問題に限定し、政治的社会的な方面では、ただただ政府の戦争政策に追随していったの…

ヒゼキヤ王の病気 2 ヒゼキヤの神賛美

週報なしー30 ヒゼキヤの神讃美 イザヤ38:16~17「私は思った、私は別れ、去らねばならない。わが霊は滅びると。しかしあなたは私を健やかにし、癒された。私の苦しみは救いとなった。あなたは、滅びの穴に陥らないように、わが魂を引き留められま…

ヒゼキヤ王の病気 1

週報なしー29 ヒゼキヤ王の病気 1 イザヤ38:1~5「その頃ヒゼキヤは瀕死の病気にかかった。アモツの子、預言者イザヤはヒゼキヤのもとへ来て言うには『ヤハウェがこう言われた、あなたは死ぬ、再び癒えることはない、だから今のうちにあなたの家をと…