パウロの復活理解
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) パウロの復活理解(十三) 「私たちはみな眠りにつく[死ぬ]のではない。終りのラッパの際して、たちまち、瞬時に、みなが変えられるであろう」(第一コリ15:51)。また「朽ちるものが朽ちないものを着る」「…
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) パウロの復活理解(十一) さて論敵らが「死人の復活を否認した」のはなぜであろうか。これについての従来の解釈は大きく二つに分類できる。一、彼らが「終末論の点で熱狂主義者や異説をとなえた人々」とみる解釈。…
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) パウロの復活理解(九) 先の後期ユダヤ教の「死人の復活」をふまえて、第一コリント15:12~22を取り上げたい。 「しかしキリストが死人の中からよみがえらされたと宣教されているのに、あなたがたのうちの数…
2000講壇2-2(2000/6/4~2000/6/18) 後期ユダヤ教における「死人の復活」(一) 旧約聖書、後期ユダヤ教における死人の復活について取り上げたい。パウロは「もし死人の復活がまったくないとしたら、キリストもよみがえらされたのではない。…もし死人…
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) 復活と希望 パウロの復活理解(六) ヨハネ2:3のカナの婚宴では母の無理解を述べている。7:3以下では、イエスの兄弟の言葉「ここから移って、ユダヤへ行きなさい。あなたの弟子たちもあなたの業をみることがで…
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) 復活と希望 パウロの復活理解(四) ヨハネ21:2以下、16:32が暗示しているように、弟子たちがエルサレムから逃亡して故郷のガリラヤにもどって、もとの仕事をしていた時「よみがえったキリストはべテロに顕…
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) 復活と希望 パウロの復活理解(三) 他方アンテオケの教会ではペテロは教団指導者として現われているが、使徒会議の時点には(後48年)ヤコブは決定的な言葉を語っている、行伝15:13以下、21:18、12:…
2000講壇2(2000/4/16~2000/7/30) 復活と希望 パウロの復活理解(一) 第一コリント15:1~10のパウロの復活証言は、新約聖書の最古の信頼しうる復活報告である、グラース。この書簡は後56~57年に成立し、自ら復活顕現に出会った人が書いた…