建司の書斎

「キリスト者の希望」、「愛を学ぶ」等の著者、故相澤建司の遺稿説教原稿・聖書研究など。

主題説教

復活について  マルコ16:9~16

1998-16(1998/4/19) 復活について マルコ16:9~16 「イエスが週の第一日目、朝早く、復活させられた時、イエスは最初にマグダラのマリアに現われなさった。イエスはかつて彼女から七つの悪霊を追放したのであったが。このマリアはイエスと旅し…

神による判決  行伝2:23~28

1998-15(1998/4/12) 神による判決 行伝2:23~28 「神の下された決定と摂理とにしたがって引き渡されたこのお方を、あなたがたは不法の人々の手をとおして十字架につけて、殺させてしまった。しかしこのお方(イエス)を神はよみがえらせ、死の…

神に見捨てられて  マタイ27:46~50

神に見捨てられて マタイ27:46~50 「第9時(3時)ころ、イエスは大きな声で叫んで言われた『エリ エリ レマ サバクタ二』。それはこうである、『わが神、わが神、なぜあなたは私をお見捨てになったのですか』」。 ポイントはむろん「イエスの叫び…

ピラトによる審問  ヨハネ18:33~38

1998-13(1998/3/29) ピラトによる審問 ヨハネ18:33~38 「ピラトは再び総督官邸に入り、イエスを呼び寄せて言った『お前はユダヤ人の王なのか』。イエスは答えられた『あはたは自分でそう言われるのか、それともほかの人たちが私のことをそう…

最高法院の審問

1998-12(1998/3/22) 最高法院の審問 イエスが死にたもうた理由は、一つには、イエスが誰に審問され、裁かれたかによって、もう一つには、神によって明らかになる。この点を学んでみたい。 (1)マタイ26:59~66 「さて大祭司と最高法院全体は…

強制労働の問題  コロサイ3:23、24

1996-14(1996/7/21) 強制労働の問題 コロサイ3:23、24 ドストエフスキーは「心をこめた過度の仕事、これこそ一番の幸福です」と拘置所からの兄宛の手紙に書いた。石川啄木も「こころよく 我に働く仕事あれ それを仕遂げて死なんと思ふ」と歌っ…

アウグスティヌスの回心  ロマ13:13~14

1996-36(1996年9月以前) アウグスティヌスの回心 ロマ13:13~14 パスカルは人が信仰に入る方法は「習慣によって、理性によって、霊感によって」の三つがあると言った」(「パンセ」)。霊感によって例を取り上げたい。 古代ローマの最も偉大…

貧しい者(2)

週報なしー22 テキスト:ル力6:20 タイトル:貧しい者に対する祝福 貧しい者についての解釈の歴史をスケッチしてみて言えることは、貧しい者とは社会的にみて《貧しい者》と人間的にみて《絶望した者》、すなわち《貧困の問題と悲惨の問題》にまとめる…

貧しい者(1)

週報なしー21 貧しい者(1) テキスト:ルカ6:20~21 洗礼者ヨハネは獄中にあって弟子たちをイエスのもとに派遣してこうたずねさせた「きたるべき方(メシア)はあなたですか、それとも他の人を待つべきでしょうか」。これに対してイエスは答えられ…