建司の書斎

「キリスト者の希望」、「愛を学ぶ」等の著者、故相澤建司の遺稿説教原稿・聖書研究など。

第一コリント

キリスト者の復活  第一コリント15:50以下

2001-30(2001/7/15) キリスト者の復活 第一コリント15:50以下 キリスト者の復活についての新約聖書の箇所。 現代のキリスト者の問題の一つには「死後のテーマ」がキリスト者の意識から脱落している点があるようだ。しかもこの脱落は自覚されるこ…

キリスト者の復活6  第一コリント15:56~57

2000-34(2000/9/24) キリスト者の復活6 第一コリント15:56~57 「死の刺は罪である。しかし罪の力は律法である。しかし神に感謝せよ、私たちの主イエス・キリストをとおして私たちに勝利を与えたもう神に」 15:50節以下の、注解書は、パ…

キリスト者の復活5  第一コリント15:55~56

2000-33(2000/9/17) キリスト者の復活5 第一コリント15:55~56 「『死よ、おまえの勝利はどこにあるのか。死よ、おまえのとげ(刺)はどこにあるのか』と。死の刺は罪である。しかし罪の力は律法である」 旧約聖書からの引用の第二は、ホセア…

キリスト者の復活4  第一コリント15:53~54

2000-32(2000/9/10) キリスト者の復活4 第一コリント15:53~54 「というのはこの過ぎ行くものは不滅のものを着、またこの死ぬべきものが不死なるものを着《なければならない》からである。しかしこの過ぎ行くものが不滅のものを着、この死ぬ…

キリスト者の復活3  第一コリント15:53

2000-31(2000/9/3) キリスト者の復活3 第一コリント15:53 「というのはこの過ぎ行くものは不滅のものを着、またこの死ぬべきものが不死なるものを着《なければならない》からである」。 ここは復活の意味、変容の意味を説明している。その意味…

キリスト者の復活2  第一コリント15:51~52

2000-30(2000/8/27) キリスト者の復活2 第一コリント15:51~52 「私たちすべてが眠りにつくのではなく、むしろ私たちすべてが変容されるであろう。一瞬に、またたく間に、最後のラッパが鳴り渡る時。というのはラッパは鳴るであろう。すると…

キリスト者の復活1  第一コリント15:50~57

2000-29(2000/8/20) キリスト者の復活1 第一コリント15:50~57 従来キリスト教信仰の中心テーマである「キリストの復活」については、真剣に精力的に研究されても、「キリスト者の復活」については、付録的、第二義的にしか取り上げられない…

キリスト者の死2  第二コリント5:14~21

2000-26(2000/7/23) キリスト者の死2 第二コリント5:14~21 死は罪の報いとしてあらゆるものとの関係喪失を意味するから、呪われた死からの解放は人間の 「関係回復」によってもたらされよう。これと関連して「あるものとの関係喪失を起こさせ…

パウロへの顕現  第一コリント15:8~10

2000-19(2000/6/4) パウロへの顕現 第一コリント15:8~10 「ところで最後に、キリストは月足らずの者同然の私にも顕現された。私は使徒のうちで最も小さい者で、使徒と呼ばれるには価しない。それは私は神の教団を迫害したからだ。しかも神の恵…

ヤコブと使徒たちへの顕現  第一コリント15:7

2000-18(2000/5/28) ヤコブと使徒たちへの顕現 第一コリント15:7 「そののちキリストはヤコブに現れ、さらにすべての使徒にあらわれたもうた」 ヤコブへの顕現。これは500人への顕現の後に起きた。ヤコブは初めから新しい教団に所属していたの…

500人への顕現  第一コリント15:6

2000-17(2000/5/21) 500人への顕現 第一コリント15:6 「そののちキリストは500人以上の兄弟に同時に現れた。彼らのうち大部分は今も生きているが、しかし彼らのうちの数人が眠りについた」 パウロはこの「500人以上の兄弟」で原始教会の…

「聖なる、公同の教会を信ず」  第一コリント1:2

1996-3 1996/5/5 「聖なる、公同の教会を信ず」 第一コリント1:2 使徒信条における「聖なる、公同の教会を信ず」の内容を明らかにしたい。 「聖なる教会」について。「聖なる」についてバルトは、教会が歴史的、社会的な結社からは、教会の委託、根拠、目…