建司の書斎

「キリスト者の希望」、「愛を学ぶ」等の著者、故相澤建司の遺稿説教原稿・聖書研究など。

2021-08-10から1日間の記事一覧

Ⅷーキリストの来臨への希望-3&4 カール・バルトの見解/マラナタ

カール・バルトの見解 キリストの来臨に本格的に取り組んだのは(内村鑑三や中田重治の再臨論、藤井武「砂漠はサフランのごとく」、モルトマン「イエス・キリストの道」「神の到来」と共に)カール・バルトの「教会教義学」IV/3、七四節(一九五九)である。キリ…

Ⅷーキリストの来臨への希望-2 日本における来臨待望②中田重治

中田重治の再臨論 中田重治はアメリカの福音派W・E・ブラックストンの「主はきたりぬ」 (一九〇九)を翻訳出版(一九一七・大正六年、「全集」第四巻所収。中田の著書は翻訳のみで、評論・講演・説教はすべて口述筆記)。「キリストが来たって、この世をきよめ…

Ⅷーキリストの来臨への希望-2 日本における来臨待望①内村鑑三

日本の教会におけるキリストの来臨への待望の実例 内村鑑三、中田重治の再臨論 ヨーロツパで第一次大戦が行なわれていた最中、日本の教会においては、一九一八(大正七)年一月いわゆる再臨運動が起きた。無教会の内村鑑三、ホーリネス教団の創立者・中田重治(…